ロールオーバー

ロールオーバー

読み方、同義語、対義語

読み方 ろーるおーばー
同義語 持ち越し

ロールオーバーとは、FX取引で保有しているポジションをその日のうちに決済しない場合にFX会社が行う、ポジションを翌日に持ち越す処理のことです。ロールオーバーでは、スワップポイントの調整も行われます。FXでは、ニューヨーク市場の取引が終了する日本時間の午前7時(夏時間中は午前6時)を1日の区切りと考えるため、ロールオーバーもこの時間に行われる場合が多いです。

投資家はほとんど意識していませんが、実はFXの取引は、為替市場ではポジションを保有した2営業日後に決済を行うスポット取引に該当するため、2日後には決済が行われます。この決済を避けるため、決済が予定される日の前日に同じポジションを新しく保有した状態にするのがロールオーバーです。FX会社がロールオーバーを行うことによって、投資家は2営業日後を意識することなくポジションを自由に持ち続けることができます。

ロールオーバーは決済を避けるために行われる

ロールオーバーによって翌日に持ち越されたポジションを翌日も決済しなければ、その次の営業日に持ち越されます。FXでは投資家自身が決済をするか強制ロスカットにならない限り、半永久的にポジションはロールオーバーされていくことになります。このロールオーバーは土日や休場日も行われているため、週をまたいでもポジションを持ち続けることができます。

スワップポイントが発生するポジションの場合、このロールオーバーによってスワップポイントが付与されます。マイナススワップの場合はマイナスのスワップが差し引かれます。

point 長期ポジションではスワップポイントの確認を

ポジションを建てた当日に決済した場合、プラス、マイナスいずれのスワップポイントも発生しません。これはスワップポイントがロールオーバーをしたときに発生するものだからです。そのため当日中に決済を行うスキャルピングやデイトレードでは、スワップポイントを考慮する必要はありません。一方、ポジションを持ち越す長期のトレードスタイルでは、スワップポイントの有利・不利がトレードの収支に影響してきます。FX会社により、スワップポイントの設定は異なるので、ポジションを建てる前に確認するようにしましょう。

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