パッシブ運用

パッシブ運用

読み方、同義語、対義語

読み方 ぱっしぶうんよう
同義語 インデックス運用
対義語 アクティブ運用

パッシブ運用とは、TOPIXや日経平均、NOMURA-BPIといったインデックス(指数)に連動するように運用する投資手法です。パッシブ(passive)は「受動的」という意味で、ベンチマーク(比較指標)にとらわれない積極運用を行うアクティブ運用との対比で用いられます。インデックスに連動した運用成果を目指すことから、インデックス運用と呼ばれる場合もあります。

パッシブ運用とアクティブ運用

例えば「日本株式」など投資対象が共通するファンドの場合、運用者によるリサーチや収益を狙った売買が不要なため、アクティブ運用よりもパッシブ運用の方が低コストで運用することが可能です。

近年では世界的に、投資資金がアクティブ運用からパッシブ運用へシフトする動きが継続しています。この背景には、ファイナンス理論でインデックスに連動するパッシブ運用が最も「効率的」とされていることがあります。アクティブ運用で高リターンを狙うと、それに伴い必ずリスクも増えてしまい、リスクとリターンの比率で測る効率性が劣ることになります。

knowledge パッシブ運用の「タダ乗り」論

金融市場には「価格発見機能」があるといわれます。市場参加者がそれぞれの動機をもって利益を追求する売買を行った結果、形成される価格が長期的には資産価値を正しく反映しているとされます。つまり、金融市場が正しい値付けをするためにはアクティブ運用が盛んに行われることが必要で、パッシブ運用はそれにただ乗りして平均的な成績を得ているという批判が近年、パッシブ運用の隆盛と共に市場関係者の間で出てきており、市場機能の低下が懸念されています。

免責事項:Disclaimer

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。