2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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必要証拠金とは、FXでポジションを建てるために最低限必要な金額のことです。FX取引を日本語にした場合の正式名称は「外国為替証拠金取引」です。証拠金取引とは、証拠金をFX会社に預け入れ、その範囲内でレバレッジを適用させた取引を行えるというものです。
レバレッジは、「自己資金の何倍の取引が可能か」を示す数値のことです。例えば米ドルが1ドル=100円のときに、1万通貨(1万ドル)の取引を行うとします。レバレッジがかかっていない状態で1万ドルの取引を行うには、「100円 × 1万ドル」、つまり100万円の資金が必要です。しかし、レバレッジ25倍で取引を行うと、取引に必要な資金は、「100万円 ÷ 25倍」を計算した4万円まで圧縮されます。この4万円が必要証拠金です。必要証拠金はレバレッジから計算されるため、レバレッジの異なるFX会社で取引をすると、必要証拠金の金額も異なります。
必要証拠金は、新規にポジションを建てるために必要になるほか、ポジションを保有し続けるためにも、必要証拠金の一部または全部が必要となります。ポジションを維持するために必要証拠金の100%が必要なFX会社と、20%や30%など、新規にポジションを建てた時点より証拠金が少なくなってもポジションを維持できるFX会社があります。
FXのレバレッジは、投資家自らの意思で、能動的にかけるわけではありません。最大レバレッジが25倍のFX会社の場合、ドル円が100円のときに1万通貨取引する際の必要証拠金は4万円であり、すなわちレバレッジ25倍が既にかかった状態になっているのです。
能動的に行えることは、証拠金維持率(必要証拠金に対する口座資金の割合)を管理することです。余裕のある金額が口座に残っていれば証拠金維持率は高くなり、口座に余裕がなくなれば証拠金維持率は低くなります。証拠金維持率が100%や20%などFX会社の定めた水準を下回ると、強制決済(ロスカット)が行われます。
作成日
:
2020.12.29
最終更新
:
2024.11.19
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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