2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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マージンコールとは、FXで保有しているポジションの含み損が拡大して証拠金維持率が一定水準を下回った場合に、FX会社から届く通知のことで、強制ロスカットの危険性が高まった旨が記載されています。会社により水準は異なりますが、マージンコールが行われる証拠金維持率は、FX会社による強制ロスカットが行われるロスカット水準の少し上に設定されます。
マージンコールには、口座に登録しているメールアドレス宛てにメールで送信される場合や、チャートソフト上で警告が行われる場合があります。
マージンコールを受け取った投資家が、強制ロスカットを避けるために取ることができる選択肢は二つです。一つは追加入金をして証拠金維持率を高める、つまり資金に余裕を持たせて強制ロスカットになりにくいようにすることです。もう一つはポジションの一部(もしくは全部)を損切り決済して、証拠金維持率を高めることです。今は危機的な状況になっていても、その後相場が回復する確信が持てるのであれば、追加入金をして耐えるのも一手ですが、その見通しがないのであればマージンコールの時点で損切りをして損失拡大を食い止めるのも戦略だといえます。
FX会社による強制ロスカットや、その手前の警告であるマージンコールには、各社共通のルールがあるわけではありません。日本国内ではロスカット水準が50%や100%といったFX会社が多いので、マージンコールも70%や150%に設定されているのが一般的です。一方で、海外のFX会社にはロスカットが20%、さらには0%といったところもあり、そういったところではマージンコールの水準も低くなります。
レバレッジが高い海外のFX会社では、マージンコールが行われてから強制ロスカットに至るまでの時間的猶予が少ないため、マージンコールはそれほど重要視されておらず、MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)上で色が変わる警告のみが行われる場合がほとんどです。このため、投資家の側が証拠金維持率の管理により注意を払う必要があります。
作成日
:
2021.02.17
最終更新
:
2024.11.26
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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