マージンコール

マージンコール

読み方、同義語、対義語

読み方 まーじんこーる
同義語 ロスカットアラート、アラートメール

マージンコールとは、FXで保有しているポジション含み損が拡大して証拠金維持率が一定水準を下回った場合に、FX会社から届く通知のことで、強制ロスカットの危険性が高まった旨が記載されています。会社により水準は異なりますが、マージンコールが行われる証拠金維持率は、FX会社による強制ロスカットが行われるロスカット水準の少し上に設定されます。

マージンコールの仕組み

マージンコールには、口座に登録しているメールアドレス宛てにメールで送信される場合や、チャートソフト上で警告が行われる場合があります。

マージンコールの仕組み

マージンコールを受け取った投資家が、強制ロスカットを避けるために取ることができる選択肢は二つです。一つは追加入金をして証拠金維持率を高める、つまり資金に余裕を持たせて強制ロスカットになりにくいようにすることです。もう一つはポジションの一部(もしくは全部)を損切り決済して、証拠金維持率を高めることです。今は危機的な状況になっていても、その後相場が回復する確信が持てるのであれば、追加入金をして耐えるのも一手ですが、その見通しがないのであればマージンコールの時点で損切りをして損失拡大を食い止めるのも戦略だといえます。

FX会社による強制ロスカットや、その手前の警告であるマージンコールには、各社共通のルールがあるわけではありません。日本国内ではロスカット水準が50%や100%といったFX会社が多いので、マージンコールも70%や150%に設定されているのが一般的です。一方で、海外のFX会社にはロスカットが20%、さらには0%といったところもあり、そういったところではマージンコールの水準も低くなります。

point 海外のFX会社では証拠金維持率に注意が必要

レバレッジが高い海外のFX会社では、マージンコールが行われてから強制ロスカットに至るまでの時間的猶予が少ないため、マージンコールはそれほど重要視されておらず、MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)上で色が変わる警告のみが行われる場合がほとんどです。このため、投資家の側が証拠金維持率の管理により注意を払う必要があります。

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