2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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基軸通貨とは、為替や国際金融取引において中心的な役割を持つ通貨のことです。通貨の交換レートを提示する際の基準になります。現在は米国のドルが基軸通貨となっており、為替市場での取引は米ドルを介して行われます。
米ドルを含まない銘柄の取引は、ドルを含む二つの銘柄の取引を組み合わせて行われます。例えば、ユーロ円を買う取引は、ドル円を買う取引と、ユーロドルを買う取引の組み合わせです。
基軸通貨が存在することによって、世界経済に大きなメリットが生まれます。例えば、各国が国際的な貿易決済をそれぞれの通貨同士で行うと多くの費用や時間、手間が必要となりますが、基軸通貨があれば基軸通貨と自国通貨の交換を行うだけで決済が済み、取引コストを抑えることができます。そして、基軸通貨の発行国は、国際貿易や金融取引における為替リスクの低減、国外からの資金調達が容易、非基軸通貨国が得られない通貨発行益の獲得など、特別なメリットを享受できます。
英国が世界の中心であった大英帝国時代から第二次世界大戦直後までは、ポンドが基軸通貨として扱われていました。ところが、19世紀に栄えた大英帝国は第一次世界大戦時から衰退していき、第二次世界大戦後に開催されたブレトン・ウッズ協定を機に基軸通貨はポンドから米ドルへと移行したのです。歴史的に見て、これまで基軸通貨としての役割を担ってきた通貨はポンドど米ドルのみとなっています。
FX取引においては、基軸通貨という用語は別の意味を持ち、通貨ペアの名称の左側に表示される通貨のことを基軸通貨と呼びます。それに対して、右側に表示される通貨は決済通貨と呼ばれます。例えば、ユーロ円ならユーロが基軸通貨、円が決済通貨です。左側の基軸通貨1単位で右側の決済通貨がいくら買えるかを表したものが為替レートになります。
作成日
:
2021.03.04
最終更新
:
2024.11.13
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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