2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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有効証拠金とは、FXや商品先物などで証拠金取引を行う際に、取引業者に預け入れた証拠金から含み損益を足し引きした金額のことをいいます。証拠金取引では、投資家は預け入れた証拠金を担保として、その範囲内で取引を行うことができますが、証拠金がどれくらいあるかはこの有効証拠金で判定されます。
含み益が発生している場合は、有効証拠金は証拠金に含み益を加えた金額となります。反対に、含み損が発生している場合は、有効証拠金は証拠金から含み損を引いた金額となります。
レバレッジを利用した取引では、その取引に最低限必要となる資金を「必要証拠金」といいます。この必要証拠金は、ポジションを保有してから決済するまでの間、一部または全部を口座内に維持しておく必要があります。一方、有効証拠金全体から必要証拠金を差し引いた金額は「余剰証拠金」と呼ばれます。
口座内に維持しておくべき必要証拠金の金額が有効証拠金を下回った場合、FX会社が強制的にポジションを決済するロスカットが行われます。
有効証拠金は、どのくらいポジションを建てることができるかや、ロスカットの発動タイミングに影響する重要な数値です。この有効証拠金に含み益が入っていた場合は、新規のポジションを建てる際に注意が必要です。含み益は、まだ確定していない利益であるため、レートが逆行してしまうとなくなってしまいます。含み益により有効証拠金が増えたからといってポジションを増やしてしまうと、逆行した際に一気に証拠金維持率が下がってしまう可能性もあります。
作成日
:
2021.07.12
最終更新
:
2024.11.22
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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