有効証拠金

有効証拠金

読み方、同義語、対義語

読み方 ゆうこうしょうこきん

有効証拠金とは、FXや商品先物などで証拠金取引を行う際に、取引業者に預け入れた証拠金から含み損益を足し引きした金額のことをいいます。証拠金取引では、投資家は預け入れた証拠金を担保として、その範囲内で取引を行うことができますが、証拠金がどれくらいあるかはこの有効証拠金で判定されます。

証拠金と有効証拠金の関係

含み益が発生している場合は、有効証拠金は証拠金に含み益を加えた金額となります。反対に、含み損が発生している場合は、有効証拠金は証拠金から含み損を引いた金額となります。

証拠金と有効証拠金の関係

レバレッジを利用した取引では、その取引に最低限必要となる資金を「必要証拠金」といいます。この必要証拠金は、ポジションを保有してから決済するまでの間、一部または全部を口座内に維持しておく必要があります。一方、有効証拠金全体から必要証拠金を差し引いた金額は「余剰証拠金」と呼ばれます。

必要証拠金と余剰証拠金

口座内に維持しておくべき必要証拠金の金額が有効証拠金を下回った場合、FX会社が強制的にポジションを決済するロスカットが行われます。

必要証拠金と余剰証拠金
point 含み益がある場合は注意

有効証拠金は、どのくらいポジションを建てることができるかや、ロスカットの発動タイミングに影響する重要な数値です。この有効証拠金に含み益が入っていた場合は、新規のポジションを建てる際に注意が必要です。含み益は、まだ確定していない利益であるため、レートが逆行してしまうとなくなってしまいます。含み益により有効証拠金が増えたからといってポジションを増やしてしまうと、逆行した際に一気に証拠金維持率が下がってしまう可能性もあります。

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