2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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原油とは、プランクトンや藻などの死骸が海底や湖底に堆積し、化学変化することによって生まれた天然資源のことです。ガソリン、灯油、軽油、重油などの石油製品の元になっている他、プラスチックや合成ゴム、合成繊維、塗料などの主原料にもなっています。現代の生活にとって欠かすことのできない大切な資源であり、投資商品としても活発に先物取引が行われています。
よく用いられる原油価格の指標には、ブレント原油(英国北海油田)、WTI原油(米国油田)、ドバイ原油があります。原油価格は、主に以下の4要素の影響を受けながら市場で決まります。
過去を振り返ると、1973年には原油価格高騰による「オイルショック」が起こり、日本は狂乱物価に苦しみました。また、現代日本の経済も原油価格とは深い関係があります。日本銀行の物価目標(物価上昇率2%)を判定する指標であるコアCPIには原油価格も含まれており、その上下動によって金融政策が左右される側面もあるのです。そのため、為替レートや株式市場にも影響が及んでいきます。
2020年の春、新型コロナウイルスのパンデミックが欧米諸国をロックダウンに追い込み、金融市場を経済ショックが襲いました。その最中、4月20日のWTI原油先物価格(5月物)が1バレル当たりマイナス37.6ドルに下落しました。世界経済の停滞により、一時的に需要が激減し、原油が大量にだぶつきました。供給者は売り先のない原油の保管コストに苦しみ、お金を払ってでも引き取ってもらいたいという状況に陥ったのです。ただし、これは5月を期限とする先物に限った話で、それ以降は世界経済が恐怖から解放されるにつれ、原油先物価格は回復していきました。
作成日
:
2021.08.02
最終更新
:
2024.11.15
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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