底値

底値

読み方、同義語、対義語

読み方 そこね
対義語 天井値

底値とは、相場の一定期間における最も低い価格のことです。また、長いスパンで見た場合に、いくつかの底値の中で最も低い価格は「大底」と呼ばれます。反対に、一定期間における最も高い価格のことは「天井」「大天井」といいます。

この底値は投資家に意識される水準となり、サポートラインとして機能することもしばしばあります。また、この底を抜けると、安値を更新することとなり、新たな底値として認識されます。底値をつけた後に相場が反転上昇する様子は、「底打ち」と表現されます。

ドル円週足で見る大底

米ドル円相場では、2011年10月の約75円が史上最安値、つまり大底です。それから底打ちして反転上昇し、2015年6月には約125円を記録しました。その後、2016年6月に約98円をつけ、その後は概ね103円から115円の範囲を推移しています。大局ではこれらの底値や天井が意識されることになります。

ドル円週足で見る大底

一般的に、底値付近では「これ以上下がらないだろう」という割安感から買いが入りやすいので、相場の流れが反転しやすい傾向があります。しかし、その水準を下回ることがあれば、売りが売りを呼び、さらに買い方の損切りも巻き込んで勢いの増した下落が生じることもあります。これは大局の底値に限らず、小局のレンジ相場などでも同様です。底値付近は、売買の攻防が行われやすい場所となります。

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