香港株サマリー（24日）

反発、半日立ち合い　SMICが高い

　24日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.17％高の25818.93ポイントだった。中国企業指数は0.01％高の8915.12ポイント。メインボードの売買代金は概算で925億2000万HKドル。クリスマス前日のため、午前のみの立ち会い。

　ハンセン指数は小高く寄り付いた後、プラス圏の狭いレンジでもみ合い。前日の米株式相場が続伸した上、この日の中国本土市場で主要な株価指数が上昇し、投資家心理を支えた。もっとも、25－26日はクリスマスで休場とあって、上値を一段と買い上がる動きは限られた。セクター別では公共事業、素材が買われた半面、医療・ヘルスケアが売られた。

　ハンセン指数構成銘柄では、半導体受託製造のSMIC（00981）が3％超上昇。前日に米通商代表部（USTR）が中国から輸入する半導体にかける追加税率を2027年6月まではゼロにすると発表し、材料視された。国際金融株のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）が買われ、相場を下支えした。アルミメーカーの中国宏橋（01378）、香港公益株の長江インフラ（01038）、電能実業（00006）も上昇した。半面、白物家電大手の海爾智家（06690）、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）が下落した。

　ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.19％高の5499.30ポイントと反発。SMICと同業の華虹半導体（01347）や、新エネルギー車のリープモーター（09863）が上昇率上位を占めた。一方、海爾智家、阿里健康のほかに動画配信プラットフォームのビリビリ（09626）が売られた。