東京外国為替市場概況・12時　ドル円、じり高

　17日の東京外国為替市場でドル円はじり高。12時時点では155.01円とニューヨーク市場の終値（154.72円）と比べて29銭程度のドル高水準だった。10時過ぎに154.52円まで下落も、昨日安値154.40円を前に下げ止まった。その後は日経平均株価のじり高や、時間外取引の米10年債利回りが小幅ながら上昇する動きをながめつつ、日通し高値155.03円をつける底堅さを示した。昨日の米雇用統計後に形成されたレンジ（154.40-155.00円）の下限突破に失敗後、上抜ける動きとなった。

　ユーロ円も持ち直す。12時時点では181.98円とニューヨーク市場の終値（181.75円）と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の動向を反映した円相場の動きに沿って上下。181.57円まで下値を広げたのち、朝方のレンジ上限181.91円を上抜け、182.00円まで上昇した。日経平均株価が日通し高値付近で前引けとなった動きも支援となった。

　ユーロドルはやや重い。12時時点では1.1740ドルとニューヨーク市場の終値（1.1747ドル）と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。米金利が小幅に上昇、対円でドルが強含むなかユーロドルはじり安となった。1.1737ドルまでユーロ安・ドル高推移。ただ、小幅にレンジ下限を広げた範囲の動きだった。

本日これまでの参考レンジ

ドル円：154.52円　-　155.03円

ユーロドル：1.1737ドル　-　1.1752ドル

ユーロ円：181.57円　-　182.00円

(関口)