欧州外国為替市場概況・22時　ドル円、弱含み

　16日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。22時時点では154.60円と20時時点（154.87円）と比べて27銭程度のドル安水準だった。154円後半で上値重く推移する中、22時30分発表の米11月雇用統計への警戒感から154.60円まで下値を広げた。

　なおベッセント米財務長官は、「次期FRB議長候補は来年初めに発表される見込み。ウォーシュ氏とハセット氏の両名は、極めて能力がある」「連邦最高裁のトランプ関税に関する違憲判断も来年初に出る見込みだが、関税の選択肢は他にもある」と述べた。

　ユーロドルは強含み。22時時点では1.1778ドルと20時時点（1.1757ドル）と比べて0.0021ドル程度のユーロ高水準だった。ウクライナ和平合意やクリスマス停戦への期待感が高まっていることやポンドドルの上昇に連れる形で、1.1778ドルまで上値を伸ばした。

　ポンドドルは1.3438ドルまで上昇。英国の雇用データや12月製造業・サービス業PMIを受けた買いが継続した。

　ユーロ円は22時時点では182.09円と20時時点（182.08円）と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇に連れて182.18円前後まで強含みに推移したものの、ドル円の下落を受けて伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ

ドル円：154.60円　-　155.25円

ユーロドル：1.1744ドル　-　1.1778ドル

ユーロ円：181.78円　-　182.49円

(山下)