東京外国為替市場概況・17時　ドル円、下げ渋り

　16日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では154.88円と15時時点（154.84円）と比べて4銭程度のドル高水準だった。14時過ぎに154.68円の安値を見た後は緩やかに買い戻しの流れが継続、一時154.98円付近まで持ち直した。ただこの後、米国で雇用統計や小売売上高の発表を控えていることもあり、上昇力はそれほど強まらなかった。

　ユーロ円は下げ一服。17時時点では182.02円と15時時点（181.94円）と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の持ち直しに連れて一時182.10円前後まで値を上げた。

　ユーロドルは様子見。17時時点では1.1752ドルと15時時点（1.1750ドル）と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。16時過ぎに1.1744ドルまで下押す場面も見られたが、本日これまでの値幅はわずか15pipsと小動きの域を出ていない。

　ポンドドルは強含み。8－10月英失業率（ILO方式）は予想通り5.1％だったが、同期間の週平均賃金が予想以上に上昇し、前回分も上向きに修正された。また、修正された10月分の雇用データも労働市場の改善を示唆する結果となった。17時過ぎには1.3387ドルまで日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ

ドル円：154.68円　-　155.25円

ユーロドル：1.1744ドル　-　1.1759ドル

ユーロ円：181.78円　-　182.49円

(川畑)