東京外国為替市場概況・10時　ドル円　売り優勢

　28日の東京外国為替市場でドル円は売りが優勢。10時時点では152.49円とニューヨーク市場の終値（152.88円）と比べて39銭程度のドル安水準だった。日米首脳会談への警戒感もある中、調整の売りが先行。日経平均や時間外の米10年債利回りが前日比マイナス圏の動きになっていることも重しに、昨日の安値を下抜けて一時152.40円まで弱含んだ。なお、日米首脳会談は先ほど始まった。今のところ、高市首相のトランプ米大統領に対する称賛や日米同盟を強調する発言が伝わっている。

　また、城内成長戦略担当相は「為替はさまざまな要因で市場が決める」「円安進行が実体経済に与える影響には注意していく」などと述べた。

　ユーロ円は小幅安。10時時点では177.74円とニューヨーク市場の終値（178.03円）と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつれるかっこうで、177.67円までじり安となった。

　ユーロドルは小高い。10時時点では1.1655ドルとニューヨーク市場の終値（1.1645ドル）と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル売りを支えに昨日の高値を上回る1.1659ドルまでやや買いが優勢となっている。

本日これまでの参考レンジ

ドル円：152.40円　-　152.88円

ユーロドル：1.1645ドル　-　1.1659ドル

ユーロ円：177.67円　-　178.05円

(金)