日経平均サマリー（24日）

日経平均は3日ぶり大幅反発　ＫＯＡが急騰

　24日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は658円高の49299円。米国株高を好感して寄り付きから400円を超える上昇となり、節目の49000円を上回った。ソフトバンクグループ<9984.T>や半導体株など大型グロース株が上昇を先導。大型グロース以外には売られる銘柄も散見される中、序盤は上値が重かったが、9時台半ば辺りからはしばらくじり高基調が続いた。

　後場のスタート直後には上げ幅を800円近くに広げて49400円台に到達。14時から高市首相の所信表明演説が始まると買い一巡感が出てきて、以降は伸び悩んだ。ただ、大きな失速はなく、600円を超える上昇で取引を終了。TOPIXが史上最高値を更新した。

　東証プライムの売買代金は概算で5兆3200億円。業種別では非鉄金属、鉱業、電気機器などが上昇した一方、不動産、その他製品、その他金融などが下落した。上方修正や年間配当の下限設定などを発表したＫＯＡ<6999.T>がストップ高まで買われる場面があるなど急騰。半面、上期が減収減益となったジャフコ　グループ<8595.T>が後場マイナス転換から下げ幅を広げた。

日経平均

　49299.65　+658.04

先物

　49320　+650

TOPIX

　3269.45　+15.67

(小針)