日経平均サマリー（22日）

　日経平均は3日ぶり反落　ＩＨＩなど防衛関連が買われる

　22日の日経平均は3日ぶり反落。終値は8円安の49307円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは2桁の下落。一時プラス圏に浮上するも、直近の上昇が目立ったソフトバンクグループ<9984.T>が大きく売られたことから、すぐに下げ幅を3桁に広げた。ソフトバンクＧは2桁の下落率となる場面もあり、指数も安いところでは下げ幅を700円超に拡大。ただ、主力グロース株以外には買われる銘柄が多く、48600円近辺で売りが一巡すると10時以降は切り返した。

　200円を超える下落で前場を終えると、ソフトバンクＧの下押し圧力が和らいだこともあって13時近辺ではプラス圏に浮上。プラス転換した後は上値が伸びず、前日終値近辺でもみ合った。結局、一桁の下落で取引を終了。TOPIXはプラスで推移する時間が長く、史上最高値を更新した。グロース250指数が1.6％高と相対的に強い動きを見せた。

　東証プライムの売買代金は概算で6兆1000億円。業種別では輸送用機器、建設、繊維などが上昇した一方、情報・通信、非鉄金属、銀行などが下落した。ＩＨＩ<7013.T>や川崎重工<7012.T>など防衛関連の一角が大幅上昇。半面、証券会社が投資判断を引き下げたＳＣＲＥＥＮホールディングス<7735.T>が大幅に下落した。

日経平均

　49307.79　-8.27

先物

　49300　+150

TOPIX

　3266.43　+16.93

(小針)