NY株式サマリー（21日）＝ダウ218ドル高　決算銘柄が大幅高　ナスダックは下落

◆ダウ平均: 46924.74 +218.16 +0.47%

◆S&P500: 6735.35 +0.22 +0.00%

◆NASDAQ： 22953.666 -36.88 -0.16%

　21日のNY株式相場は高安まちまち。好決算を発表した3M、コカ・コーラ、ゼネラル・モーターズなどが大幅高となった一方、トランプ米大統領の発言を受けて対中関税への不透明感が強まったことでアルファベット、エヌビディアなどのAI関連株が下落した。ダウ平均は一時、419.08ドル高の47125.66ドルまで上昇し、218.16ドル高（+0.47％）の46924.74ドルで終了。初めて47000ドルを上回り、終値でも最高値を更新した。一方、S&P500は0.19％安まで下落後、0.25％高まで上昇したが、0.22ポイント高（+0.00％）とほぼ横ばいで終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.42％安まで下落し、0.16％安で終了した。S&P500の11セクターは一般消費財、資本財、ヘルスケアの3セクターが上昇し、公益、コミュニケーション、素材、不動産など8セクターが下落した。

　決算発表銘柄はゼネラル・モーターズが14.86％高と急伸。第3四半期の利益が予想を上回ったほか、関税の影響が想定より小さいとして通期見通しを引き上げたことが好感された。第3四半期の売上高と利益が市場予想を上回った3Mとコカ・コーラもそれぞれ7.66％高、4.06％高となった。利益が予想を大幅に上回ったハリバートンとRTX（旧レイセオン）もそれぞれ11.58％高、7.67％高となった。

　引け後の動きではネットフリックスが時間外で6％超下落。第3四半期の売上高が予想通りだったものの、利益が市場予想を下回った。