株式寄り付き概況－日経平均は大幅に3日続伸　4桁高で47500円を上回る

　6日の日経平均は大幅に3日続伸。自民党総裁選でマーケットフレンドリーとみられている高市早苗氏が勝利したことを好感する展開。節目の46000円を大きく上回り、46600円台からスタートした。買い気配スタートの銘柄が多く、800円超上昇して始まった後も上げ幅を拡大。4桁高となって47000円や47500円の節目もあっさり上回った。47700円台に乗せたところで値動きが落ち着きつつあるが、上げ幅を2000円近くに広げる場面もあるなど、かなり強い動きとなっている。

　業種別では機械、輸送用機器、電気機器などが大幅上昇。下落は銀行1業種のみで、空運や倉庫・運輸が相対的に見劣りする上昇となっている。「高市関連」とみられる多くの銘柄が跳ねているが、同氏のこれまでの主張から防衛関連の動きが良く、三菱重工業<7011.T>、川崎重工業<7012.T>、ＩＨＩ<7013.T>の大手3社がそろって急騰。半面、大和自動車交通<9082.T>やさいか屋<8254.T>など、小泉進次郎氏の勝利を見越してこれまで物色されていた銘柄は、売りが殺到して9時29分時点ではまだ値がついていない。

日経平均

　47531.83　+1762.33

先物

　47600　+1660

TOPIX

　3204.43　+75.26

(小針)