EURSGDは、欧州ユーロ（EUR）とシンガポールドル（SGD）の通貨ペアです。EU加盟国の10数ヵ国が採用している単一通貨である欧州ユーロと、アジアの金融センターとしての地位を固めるシンガポールの通貨、シンガポールドルの組合せです。ユーロ圏の安定的な経済成長を目的として導入された欧州ユーロは、米国ドルに次ぐ世界第2位の流通量を誇る通貨です。ユーロ圏に加盟する国々の共通通貨であることから、加盟国各国の情勢に大きく左右される他、主要取引国となる米国の経済状況の影響も大きく受ける特徴があります。高い経済成長を続けているシンガポールは、新興国でありながら安定しつつ、将来性のある国家として期待されています。シンガポールドルは、通貨バスケット制を採用していることから安定性を確保した通貨といえます。通貨バスケット制とは、通貨投機の狙いにならないよう、自国の通貨を複数の外貨に連動したレートにする一種の固定相場制のことを指します。

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