2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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OCO注文とは、内容が異なる2種類の注文を同時に予約し、一方の注文が成立したらもう一方の注文がキャンセルされるという注文方法です。英語の「One Cancels The Other Order」の略でOCO注文と呼ばれます。決済注文として利用される場合が多く、取引ツールによっては新規注文には利用できない場合もあります。
決済注文として利用する場合、保有しているポジションに対し、利益確定のための指値注文と損切りのための逆指値注文の両方を予約する用途で使われます。例えば、1ドル100円のときに買いポジションを持っていた場合に、その後105円まで上昇したら売り決済で利益確定し(指値注文)、95円まで下降したら売り決済で損切りする(逆指値注文)という注文です。これにより、相場が上昇すれば無事に利益を確定でき、下降した場合でも損失を限定することが可能です。
一方、新規注文では、買いと売りのどちらの方向に動いてもポジションが建つように予約します。例えば、上下のどちらに動くか分からないものの、動き出したら大きな値幅が期待できるだろうと予想して2方向へのレンジブレイクを狙うというような使い方があります。現在の価格が1ドル100円のとき、価格が105円まで上昇したら新規で買う(逆指値注文)、価格が95円まで下降したら新規で売る(逆指値注文)という注文を出しておくことで、レンジを上下どちらに抜けたとしても、レンジブレイクの値動きを捉えることができます。
指値注文は「今よりも有利なレートを予約する注文」で、逆指値注文は「今よりも不利なレートを予約する注文」です。ポジション保有時のOCO注文は、有利なレートになったら利益確定のための指値注文になり、不利なレートになったら損切りのための逆指値注文になります。一方、レンジブレイクを狙って買いと売りの2種類の予約注文をする場合は、どちらも今より不利なレートでトレードを開始することになるので、逆指値注文となります。
作成日
:
2021.02.17
最終更新
:
2024.11.14
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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