香港株サマリー（18日）

反落、一時27000ポイント突破も徐々に下げ幅拡大

　18日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比1.35％安の26544.85ポイントだった。中国企業指数は1.46％安の9456.52ポイント。メインボードの売買代金は概算で4133億1000万HKドル。

　ハンセン指数は前日終値付近でもみ合った後、中盤にマイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。指数は序盤に一時、心理的節目の27000ポイントを超える場面もあったものの、高値警戒感から売りが広がった。注目された米連邦公開市場委員会（FOMC）では、予想通り政策金利が0.25％引き下げられ、年内あと2回の利下げ見通しが示されたが、パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長が会見で先行きの政策については未定だとしたことや、メンバーの金利予想で来年の利下げ見通しが市場予想を下回る1回にとどまったことで先行き不透明感が強まった。

　ハンセン指数構成銘柄では、テンセント（00700）が3％近く下落し、指数を押し下げた。信義光能（00968）や吉利汽車（00175）、香港証券取引所（00388）などの下落も目立った。半面、前日に16％近く上昇していた百度（09888）が1.37％高と3日続伸。ポップマート（09992）やSMIC（00981）も買われた。

　ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.99％安の6271.22ポイント。小鵬汽車（09868）や海爾智家（06690）、ビリビリ（09626）が下落率上位。半面、華虹半導体（01347）やASMPT（00522）、地平線機器人（09660）が買われた。