上海総合前場：反発スタート、米中首脳協議への期待が支え

　16日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。トランプ米大統領が15日、中国の習近平国家主席と19日に協議すると自身のSNSに投稿し、買い安心感につながったもよう。中国と米国は14－15日にスペインで閣僚級会合を開き、中国発の動画共有アプリ「TikTok」の米国事業売却の枠組みで合意。ベッセント米財務長官は会合後の記者会見で、詳細は米中首脳協議で最終決定すると明らかにした。

　指数は日本時間午前10時46分現在、前日比0.20％高の3868.16ポイントで推移。セクター別では、観光・ホテルや不動産、小売り、ゲームが上昇する半面、レアメタル、電池、採掘、非鉄金属が下落している。

(山下)