日経平均サマリー（12日午前）

日経平均は大幅に3日続伸　アインＨＤが急騰

　12日の日経平均は大幅に3日続伸。前引けは322円高の44694円。米国株の強い上昇を受けて、寄り付きから400円を超える上昇。開始直後に上げ幅を500円超に広げた後は、三連休を前に上値が重くなった。しかし、幾分上げ幅を縮めた後、44600円近辺では値動きが落ち着いた。直近で大きく上昇したソフトバンクグループ<9984.T>は下げる場面もあり前日終値近辺で一進一退が続いたが、出遅れ感があった東京エレクトロン<8035.T>が大きく上昇するなど、個別の物色意欲は引き続き旺盛。前引けにかけては改めての買いも入っており、300円を超える上昇で前場を終えた。一方、大型株に強い動きが見られる中で新興銘柄は敬遠されており、グロース250指数は下落している。

　東証プライムの売買代金は概算で3兆2100億円。業種別ではゴム製品、不動産、電気機器などが上昇した一方、食料品、鉱業、パルプ・紙などが下落している。上方修正を発表したアインホールディングス<9627.T>が一時ストップ高となるなど急騰。半面、タイミー<215A.T>は、通期の利益見通しを引き上げたものの、売上高の見通し引き下げが嫌気されて急落している。

日経平均

　44694.65　+322.15

先物

　44500　+330

TOPIX

　3161.78　+14.02

(山下)