日経平均サマリー（10日午前）

日経平均は反発　関西電力が急伸

　10日の日経平均は反発。前引けは225円高の43684円。米国株高を受けて上昇して始まり、すぐに上げ幅を3桁に拡大。前日大幅安となったソフトバンクグループ<9984.T>やフジクラ<5803.T>に見直し買いが入ったほか、アドバンテスト<6857.T>が連日で強く、生成AI関連が上昇を主導した。ソフトバンクグループが早い時間に高値をつけて上げ幅を縮めたことから、指数も200円超上昇して43700円台に乗せたところでいったん失速した。しかし、43600円近辺で盛り返すと前引けにかけては上げ幅を広げ、高値圏で前場を終えた。

　東証プライムの売買代金は概算で2兆1100億円。業種別では非鉄金属、電気・ガス、情報・通信などが上昇した一方、輸送用機器、繊維、鉄鋼などが下落している。一部メディアでエリオットマネジメントが大株主に浮上したとの観測が報じられた関西電力<9503.T>が急伸。半面、上期の計画下振れや通期見通しの下方修正や嫌気されたベステラ<1433.T>が急落している。

日経平均

　43684.29　+225.00

先物

　43710　+150

TOPIX

　3133.34　+11.22