株式寄り付き概況－日経平均は大幅反発　フジクラなど電線株が強い

　4日の日経平均は大幅反発。米国株は3指数がまちまちで終えたが、ナスダックの動きが良かったことや、欧米長期金利の低下を好感して3桁上昇スタート。節目の42000円を上回った。足元で大きく売られていたソフトバンクグループ<9984.T>も買い気配スタートから上げ幅を広げており、主力大型株が上昇を先導。一気に上げ幅を400円超に広げて42400円台に乗せている。なお、売買代金上位の銘柄に派手に買われているものが多いが、プライム全体では値下がり銘柄の方が多い。

　業種別では非鉄金属、保険、銀行などが上昇している一方、ゴム製品、倉庫・運輸、陸運などが下落している。フジクラ<5803.T>や古河電工<5801.T>など、電線株が大きく上昇している。反面、第三者委員会の設置を発表したニデック<6594.T>に売りが殺到しており、9時29分時点ではまだ値がついていない。