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欧州マーケットダイジェスト・27日 株高・金利上昇・円安

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2025.06.28
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欧州マーケットダイジェスト・27日 株高・金利上昇・円安

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#日経平均

(27日終値:28日3時時点)

ドル・円相場:1ドル=144.73円(27日15時時点比△0.31円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=169.36円(△0.55円)

ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1702ドル(△0.0013ドル)

FTSE100種総合株価指数:8798.91(前営業日比△63.31)

ドイツ株式指数(DAX):24033.22(△383.92)

10年物英国債利回り:4.504%(△0.032%)

10年物独国債利回り:2.592%(△0.023%)


※△はプラス、▲はマイナスを表す。


(主な欧州経済指標)

       <発表値>    <前回発表値>

6月仏消費者物価指数(CPI)速報値

(前月比)   0.3%      ▲0.1%

(前年比)   0.9%       0.7%

5月仏卸売物価指数(PPI)

(前月比)  ▲0.8%     ▲4.2%・改

5月仏消費支出

(前月比)   0.2%      0.5%・改

6月ユーロ圏消費者信頼感指数

(確定値)  ▲15.3       ▲15.3

6月ユーロ圏経済信頼感指数

        94.0       94.8


※改は改定値を表す。▲はマイナス。


(各市場の動き)

・ユーロドルは伸び悩み。中東情勢を巡る懸念が後退したことや、米利下げ観測の高まりを背景にユーロ買い・ドル売りが先行。欧米株価が堅調に推移する中、リスク・オンのユーロ買い・ドル売りも入り、22時過ぎに一時1.1753ドルと2021年9月以来約3年9カ月ぶりの高値を付けた。

 ただ、買い一巡後は徐々に伸び悩んだ。月末が近づく中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたドル買いのフローが観測されたほか、週末を控えたポジション調整目的の売りが出た。3時前には一時1.1696ドル付近まで下押しした。


・ドル円は強含み。米相互関税の停止期限延期の可能性が意識される中、米国株相場が底堅く推移すると、投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが出た。ロンドン・フィキシングに向けたドル買いのフローも入ると、一時144.95円と日通し高値を付けた。ただ、フィキシング通過後はやや伸び悩んだ。

 なお、本日発表の5月米個人消費支出(PCE)や個人所得は予想を下回ったものの、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視しているPCE価格指数(デフレーター)で、変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターは前月比0.2%/前年比2.7%と予想の前月比0.1%/前年比2.6%を上回った。


・ユーロ円は堅調。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢になると、一時169.81円と昨年7月以来約11カ月ぶりの高値を更新した。


・カナダドルは大幅安。「石油輸出国機構(OPEC)プラスは7月会合で大規模な増産を検討」との一部報道をきっかけに原油先物相場が一転下落すると、産油国通貨とされるカナダドルに売りが先行した。トランプ米大統領が「デジタルサービス税を理由にカナダとの貿易交渉をすべて打ち切る」と発言すると全般カナダドル売りが活発化。米ドルカナダドルは一時1.3759カナダドルまで上昇したほか、カナダドル円は105.24円まで値を下げた。


・ロンドン株式相場は続伸。米関税を巡る交渉が進展し、世界経済が悪化するとの懸念が後退する中、買いが優勢となった。コンパス・グループやピアソンなど一般消費財サービスが買われたほか、ロールス・ロイス・ホールディングスやレレックスなど資本財サービス株が値上がりした。


・フランクフルト株式相場は続伸。米関税を巡る交渉が進展し、世界経済が悪化するとの懸念が後退する中、買いが優勢となった。個別ではポルシェ(7.61%高)やダイムラー・トラック・ホールディング(6.14%高)などの上昇が目立ち、ラインメタル(6.09%安)などを除く38銘柄が上昇した。


・欧州債券相場は下落。株高が相場の重しとなった。


(中村)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.06.28

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