FXやCFD、株式、商品取引をはじめ、投資にかかわる経済・金融・マーケット情報をタイムリーに発信する情報サービスプロバイダー。経済指標や要人発言といった速報性の高いニュースから、豊富なデータに基づくファンダメンタルズとテクニカル分析、マーケットオーダー、最新フィンテックまで、グローバルな金融マーケットを幅広くカバーする。
MENU
マーケット速報
為替市場の今をリアルタイムで把握し、情報配信しています。世界の主要マーケットの動きから、相場を左右する重要ニュースまで、投資の判断に必要な情報をスピーディーにお届けしています。
27日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小幅ながら7日続伸。終値は1.1718ドルと前営業日NY終値(1.1701ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。中東情勢を巡る懸念が後退したことや、米利下げ観測の高まりを背景にユーロ買い・ドル売りが先行。欧州株相場の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りも入り、22時過ぎに一時1.1753ドルと2021年9月以来約3年9カ月ぶりの高値を付けた。
ただ、買い一巡後は上値が重くなった。月末が近づく中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたドル買いのフローが観測されたほか、週末を控えたポジション調整目的の売りが出て、3時30分過ぎに1.1688ドル付近まで下押しした。カナダドルに対する米ドル買いも相場の重しとなった。
カナダドルは大幅安。「石油輸出国機構(OPEC)プラスは7月会合で大規模な増産を検討」との一部報道をきっかけに原油先物相場が失速すると、産油国通貨とされるカナダドルに売りが先行した。トランプ米大統領が自身のSNSに「米国産乳製品への法外な関税や米ハイテク企業に対するデジタルサービス税の導入を理由に、カナダとの通商協議を全て打ち切る」と表明すると全般カナダドル売りが活発化。米ドルカナダドルは一時1.3759カナダドルまで上昇したほか、カナダドル円は105.24円まで値を下げた。
ドル円は反発。終値は144.65円と前営業日NY終値(144.42円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。米相互関税の停止期限延期の可能性が意識される中、米国株相場が底堅く推移すると、投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが出た。ロンドン・フィキシングに向けたドル買いのフローも入ると、一時144.95円と日通し高値を付けた。ただ、フィキシング通過後はやや伸び悩んだ。
ユーロ円も反発。終値は169.48円と前営業日NY終値(168.98円)と比べて50銭程度のユーロ高水準。欧米株高を背景にリスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢になると、一時169.81円と昨年7月以来約11カ月ぶりの高値を更新した。ただ、そのあとは169.18円付近まで伸び悩む場面があった。
本日の参考レンジ
ドル円:144.18円 - 144.95円
ユーロドル:1.1681ドル - 1.1753ドル
ユーロ円:168.63円 - 169.81円
(中村)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.06.28
作成日
:
2025.06.28
最終更新
:
2025.06.28
著者情報
DZHフィナンシャルリサーチ | DZH Financial Research, Inc.
投資情報配信企業
FXやCFD、株式、商品取引をはじめ、投資にかかわる経済・金融・マーケット情報をタイムリーに発信する情報サービスプロバイダー。経済指標や要人発言といった速報性の高いニュースから、豊富なデータに基づくファンダメンタルズとテクニカル分析、マーケットオーダー、最新フィンテックまで、グローバルな金融マーケットを幅広くカバーする。
高金利・エマージング各国の政策金利-6/27
主要各国の政策金利-6/27
27日レンジ ドル円 144.18-144.95円
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。