2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
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FX用語解説集
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三角もち合いとは、買い方と売り方が拮抗している「もち合い」状態のうち、値幅が徐々に狭まって形状が三角形になっているものをいいます。やがてどちらかにトレンドが発生することを示唆するため、この三角もち合いのチャートパターンが現れた局面は、トレンドの準備段階ともいえます。
主な三角もち合いとして、シンメトリカルトライアングル、アセンディングトライアングル、ディセンディングトライアングルの3パターンがあります。
シンメトリカルトライアングルは、レジスタンスライン(上値抵抗線)とサポートライン(下値支持線)が対称的になる形状で、前のトレンドの一時的な小休止を示唆します。したがって、上昇トレンド後に出現した場合は上方向にブレイク、下降トレンド後に出現した場合は下方向にブレイクしやすい傾向があります。つまり、シンメトリカルトライアングルに入る前のトレンドの継続です。
アセンディングトライアングルは、レジスタンスラインが水平に近く、サポートラインが右肩上がりの形状で、上昇トレンドの継続を示唆します。高値が切り上がることはないものの、安値は切り上がっていることから上昇圧力が高まっている状態といえます。ディセンディングトライアングルはこの逆の形状で、レジスタンスラインが右肩下がりになり下降トレンドの継続を示唆します。安値が切り下げることはないものの、高値は切り下がっていることから下降圧力が高まっている状態といえます。
三角もち合いの形状がシンメトリカルトライアングルなのか、アセンディングトライアングルなのか、ディセンディングトライアングルなのかを見極めることで、ブレイクする方向を予測できます。いずれにしても、これらのチャートパターンが出現したときは、もち合いの状態から上下どちらかにブレイクし、そのままトレンド相場へと移行する傾向があります。そのブレイクをきっかけにトレードすれば、トレンドを初動から捉えることが可能となります。
作成日
:
2021.02.17
最終更新
:
2024.11.18
著者情報
斎藤 陽介 | Yosuke Saito
FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
監修者情報
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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