株式寄り付き概況－日経平均は3日ぶり反落　電通グループが急伸

　29日の日経平均は3日ぶり反落。米国株の上昇は好感できず、寄り付きは50円程度の下落。そこから下げ幅を3桁に広げた。押しが深くなったところでは下値が拾われているものの戻してはおらず、足元ではマイナス圏での一進一退が続いている。

　業種別では非鉄金属、卸売、ガラス・土石などが上昇している一方、小売、電気・ガス、保険などが下落している。海外事業の売却検討観測が報じられた電通グループ<4324.T>が急伸。反面、傘下の「すき家」で牛丼の値下げを発表したゼンショーホールディングス<7550.T>が大幅に下落しており、価格競争が警戒されたか、吉野家ホールディングス<9861.T>、松屋フーズホールディングス<9887.T>ほか、ハイデイ日高<7611.T>、サイゼリヤ<7581.T>など外食株が軒並み安となっている。

日経平均

　42705.14　-123.65

先物

　42720　-210

TOPIX

　3076.33　-13.45