株式寄り付き概況－日経平均は一進一退　ＳＯＭＰＯが急伸

　28日の日経平均は一進一退。米国株は上昇したが、引け後に決算を発表したエヌビディアが時間外で下落したことを警戒して、寄り付きは200円を超える下落となった。寄った後は早々に切り返してプラス圏に浮上。売り気配スタートとなったアドバンテスト<6857.T>が値を戻すなど半導体株への売り圧力はそれほど強くなく、全体では過度な警戒が後退した。ただ、上げ幅を3桁に広げて42700円台に乗せたところでは押し戻されており、再びマイナス圏に沈む場面もあるなど強弱感が交錯している。

　業種別では鉱業、保険、証券・商品先物などが上昇している一方、小売、倉庫・運輸、空運などが下落している。海外保険会社の買収を発表したＳＯＭＰＯホールディングス<8630.T>が急伸。反面、今期の最終赤字見通しを提示したダイドーグループホールディングス<2590.T>が大幅に下落している。

日経平均

　42544.98　+24.71

先物

　42550　+50

TOPIX

　3070.65　+0.91