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ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ドル円、急反落

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2025.08.23
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ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ドル円、急反落

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 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急反落。終値は146.94円と前営業日NY終値(148.37円)と比べて1円43銭程度のドル安水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の米カンザスシティー連銀主催のシンポジウム(ジャクソンホール会議)での講演を控えて、しばらくは148円台半ばでのもみ合いが続いていたが、パウエル氏の発言が伝わると急落した。

 パウエルFRB議長はこの日、「労働市場の安定により、政策を慎重に進めることができる」「関税は長期的なインフレを誘発する可能性がある」「インフレリスクは上昇傾向、雇用は下振れ傾向」と述べた一方、「政策が引き締め的な領域にあるためリスクバランスの変化が政策調整を正当化する可能性がある」などと発言。市場では「利下げ再開を示唆した」との受け止めから、ドル売り・債券買い(金利は低下)・株買いが広がった。ドル円は0時30分前に一時146.58円まで値を下げた。なお、講演前には「パウエル氏が労働市場の減速よりもインフレリスクを重視し、利下げに慎重になる」との見方があった。

 もっとも、引けにかけては下げ渋った。一目均衡表雲の上限146.70円や14日の安値146.21円がサポートとして意識されると小幅に買い戻しが入り、緩やかに下値を切り上げた。


 ユーロドルは反発。終値は1.1718ドルと前営業日NY終値(1.1606ドル)と比べて0.0112ドル程度のユーロ高水準となった。米重要イベントを前にしばらくは1.1600ドルを挟んだ狭いレンジ取引が続いていたが、パウエルFRB議長のハト派的な発言をきっかけにFRBが9月に利下げに動くとの観測が再び強まると全般ドル売りが活発化した。2時30分過ぎに一時1.1743ドルまで値を上げた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時97.56まで低下した。

 なお、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は「サービスインフレが高止まりしていることから、追加利下げのハードルは高い」との見解を示したと伝わった。


 ユーロ円はほぼ横ばい。終値は172.19円と前営業日NY終値(172.20円)と比べて1銭程度のユーロ安水準。欧米株価の上昇を背景に円売り・ユーロ買いが先行すると一時172.68円と本日高値を付けたものの、ドル円の急落に伴う売りが出ると171.83円の本日安値まで一転下落した。ただ、引けにかけてはじりじりと買い戻しが入り、172.29円付近まで持ち直した。NY市場では大きな方向感は出なかった。


本日の参考レンジ

ドル円:146.58円 - 148.78円

ユーロドル:1.1583ドル - 1.1743ドル

ユーロ円:171.83円 - 172.68円


(中村)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.08.23

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