ニューヨーク外国為替市場概況･4時　ドル円、小幅に戻す

　22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅に戻す。4時時点では146.86円と2時時点（146.70円）と比べて16銭程度のドル高水準だった。パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長のハト派的な講演を受けて以降のドル安地合いは持続。下落の勢いこそ0時過ぎにつけた安値146.58円を目先の底に落ち着いたものの反発力は限られ、再び同安値水準へ押し返される場面もあった。ただ、安値更新は免れ、その後は146.90円近辺まで緩やかに持ち直した。

　ユーロドルは高値圏を維持。4時時点では1.1721ドルと2時時点（1.1722ドル）と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。FRB議長講演を受けたドル売りの流れが再び活発化。一時1.1743ドルと、7月28日以来のユーロ高・ドル安水準を更新した。

　ユーロ円はやや持ち直す。4時時点では172.14円と2時時点（171.97円）と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の小戻しと、底堅いユーロドルの推移を支えに172.20円付近まで戻した。ただ。パウエル講演後の急落幅を半分弱回復した程度。

本日これまでの参考レンジ

ドル円：146.58円　-　148.78円

ユーロドル：1.1583ドル　-　1.1743ドル

ユーロ円：171.83円　-　172.68円

(関口)