ニューヨーク外国為替市場概況･2時　ドル円、売り一服

　22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売り一服。2時時点では146.70円と24時時点（146.85円）と比べて15銭程度のドル安水準だった。パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長のハト派的な講演内容を受けた米金利低下・ドル売りによる下落は146.58円まで進んだところで一巡。ただ、戻りは146.85円前後と、大幅な下落に対する反動としては限られた。

　ユーロドルは上昇が一巡。2時時点では1.1722ドルと24時時点（1.1718ドル）と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の指標とされる10年債利回りの急低下は4.24％までで一服。ユーロドルは1.1732ドルまでユーロ高・ドル安が進んだところ伸び悩み、1.1712ドル前後へ下押した。

　ユーロ円は安値もみ合い。2時時点では171.97円と24時時点（172.08円）と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。対ドルでの円買いとユーロ買いがともに落ち着いたことから、ユーロ円は安値圏で強い方向感なく振幅。172円を挟んだレンジで上下した。

本日これまでの参考レンジ

ドル円：146.58円　-　148.78円

ユーロドル：1.1583ドル　-　1.1732ドル

ユーロ円：171.83円　-　172.68円

(関口)