日経平均サマリー（21日午前）

日経平均は3日続落　宝ＨＤがストップ高

　21日の日経平均は3日続落。前引けは247円安の42640円。米国株はまちまちも、ナスダック安が嫌気されて下落スタート。前日大きく売られたアドバンテスト<6857.T>に買いが入ったことから、開始直後にはプラス圏に浮上する場面もあった。しかし、売り直されて再びマイナス圏に沈んだ後は、下げ幅を広げる展開。値下がり銘柄が多かった上に、ソフトバンクグループ<9984.T>の下げが大きくなってきたことから、センチメントが悪化した。42500円台に入ったところでは下げ渋ったものの、200円を超える下落で前場を終えた。

　東証プライムの売買代金は概算で2兆0300億円。業種別では非鉄金属、鉄鋼、パルプ・紙などが上昇した一方、医薬品、建設、輸送用機器などが下落している。バリューアクトキャピタルの大株主浮上が判明した宝ホールディングス<2531.T>がストップ高。傘下のタカラバイオ<4974.T>も急伸している。半面、東京エレクトロン<8035.T>やレーザーテック<6920.T>など、アドバンテスト以外の半導体株が総じて売りに押されている。

日経平均

　42640.56　-247.99

先物

　42660　-260

TOPIX

　3082.55　-16.36

(山下)