日経平均サマリー（19日午前）

日経平均は3日ぶり反落　フライングガーデンが急騰

　19日の日経平均は3日ぶり反落。前引けは61円安の43652円。米国株はまちまちも、ナスダック高や円安進行を手がかりに、寄り付きは3桁の上昇。ただ、開始早々に上値が重くなった。9時台半ば辺りでマイナス圏に沈むと、一気に下げ幅を300円超に拡大。同じタイミングでこのところの動きが良かったソフトバンクＧ<9984.T>が大きく値を崩しており、他の人気どころの銘柄にも売りが広がった。一方、節目の43500円を割り込んだところでは、押し目買いが入って急速に値を戻す展開。ソフトバンクＧも売り一巡後は下げ幅を縮めた。指数はプラス圏に浮上する場面もあったが、そこでは強弱感が交錯し、2桁の下落で前場を終えた。

　東証プライムの売買代金は概算で2兆7100億円。業種別では医薬品、不動産、倉庫・運輸などが上昇した一方、その他製品、銀行、非鉄金属などが下落している。増配や1:2の株式分割を発表したフライングガーデン<3317.T>が急騰。半面、直近で強く買われていた銘柄の多くが売りに押される中、サンリオ<8136.T>が前引け時点で6.5％安と下に値幅が出ている。

日経平均

　43652.32　-61.99

先物

　43680　-40

TOPIX

　3119.26　-1.70

(山下)