日経平均サマリー（12日）

日経平均は大幅に5日続伸　史上最高値を更新し43000円にも迫る

　12日の日経平均は大幅に5日続伸。終値は897.69円高の42718.17円。寄り付きから200円を超える上昇となって節目の42000円を上回ると、場中も強い動きが続いた。ソフトバンクグループ<9984.T>やアドバンテスト<6857.T>など、大型グロース株が上昇をけん引。サンリオ<8136.T>など決算を材料に強く買われる銘柄も多く、リスクオンの様相が強まった。

　前場のうちに上げ幅を4桁に広げると、後場に入って14時には42999円まで水準を切り上げた。43000円にはあと一歩届かず、1100円超上昇したところで買いが一巡すると、その後は過熱感が意識されて値を消した。それでも、900円近い上昇で取引を終了。終値で2024年7月11日につけた42224.02円を上回り、史上最高値を更新した。大型株が優位となる中、新興銘柄は蚊帳の外に置かれており、グロース250指数は下落した。

　東証プライムの売買代金は概算で6兆8600億円と、値幅が出る中で商いも膨らんだ。業種別では鉱業、銀行、情報・通信などが上昇した一方、その他製品、石油・石炭、パルプ・紙などが下落した。1Qは減益着地となったものの、市場の期待は上回ったゼンショーホールディングス<7550.T>や不二製油<2607.T>が買いを集めてストップ高。半面、通期の利益見通しを引き下げたＧＥＮＯＶＡ<9341.T>が急落した。

日経平均

　42718.17　+897.69

先物

　42640　+820

TOPIX

　3066.37　+42.16

(小針)