日経平均サマリー（12日午前）

日経平均は大幅に5日続伸　上げ幅を4桁に広げる

　12日の日経平均は大幅に5日続伸。前引けは1029円高の42849円。寄り付きから200円を超える上昇となって節目の42000円を上回ると、場中も上値を伸ばす展開。ソフトバンクグループ<9984.T>やアドバンテスト<6857.T>などグロース株が強い動きを見せた上に、サンリオ<8136.T>など決算で跳ねる銘柄もあり、売り手不在の様相が強まった。次の節目の42500円も難なく超えて上げ幅を4桁に拡大。42800円台に乗せて高値圏で前場を終えた。昨年7月11日につけた史上最高値の42224.02円を大きく上回っている。大型グロースが強い一方で新興グロースはさえない動きとなっており、グロース250指数は上昇スタートから失速して下げに転じている。

　東証プライムの売買代金は概算で3兆4700億円。業種別では鉱業、銀行、情報・通信などが大幅上昇。下落はその他製品、水産・農林、陸運の3業種のみとなっている。1Qは大幅な営業減益となったものの、通期見通しの引き上げが好感された三井金属鉱業<5706.T>が急騰。半面、上期は大幅な営業増益となったものの、通期見通しの引き下げが嫌気されたＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス<9147.T>が急落している。

日経平均

　42849.67　+1029.19

先物

　42900　+1080

TOPIX

　3067.96　+43.75

(山下)