日経平均サマリー（1日午前）

日経平均は反落　ＪＴが大幅上昇　東京エレクトロンは一時ストップ安

　1日の日経平均は反落。前引けは155円安の40914円。米国株安や東京エレクトロン<8035.T>の下方修正を嫌気して下落スタート。寄り付きは小幅安にとどまったが、売り気配で始まった半導体株の値が付くにつれて、下げ幅を400円超に広げた。

　東京エレクトロンはストップ安で寄り付き、この銘柄の値が付いたところで売りは一巡。半導体株以外には値上がり銘柄が多く、40500円台まで水準を切り下げた後は値を戻した。40900円近辺では戻りが鈍くなっており、150円近い下落で前場を終えた。東京エレクトロンは前引けでは17％安となっており、1銘柄で日経平均を約470円押し下げている。なお、TOPIXは序盤に前日終値近辺で一進一退となった後、10時以降はプラス圏が定着して上げ幅を広げている。

　東証プライムの売買代金は概算で2兆9000億円。業種別では電気・ガス、金属製品、建設などが上昇している一方、電気機器、銀行、倉庫・運輸などが下落している。上方修正や増配を発表した日本たばこ産業（ＪＴ）<2914.T>が大幅上昇。半面、半導体株が軒並み安となる中、1Qが大幅な減収減益となったソシオネクスト<6526.T>が急落している。

日経平均

　40914.66　-155.16

先物

　40920　-280

TOPIX

　2955.39　+12.32

(山下)