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NY株式サマリー(30日)=ダウ171ドル安と3日続落 パウエルFRB議長は利下げに慎重

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2025.07.31
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NY株式サマリー(30日)=ダウ171ドル安と3日続落 パウエルFRB議長は利下げに慎重

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◆ダウ平均:44461.28 -171.71 -0.38%

◆S&P500:6362.90 -7.96 -0.12%

◆NASDAQ:21129.67 +31.38 +0.15%


 30日のNY株式相場は高安まちまち。4-6月期国内総生産(GDP)速報値が予想を上回り、米国経済の堅調が示される中、エヌビディアなどハイテク株の一角が上昇した。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9月利下げに慎重な姿勢を示し、米10年債利回りが上昇したことが相場の重しとなった。


 ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合い、一時106ドル高まで上昇する場面もあったが、パウエルFRB議長会見を受けて一時370ドル超下落し、171.71ドル安(-0.38%)と3日続落して終了。S&P500も一時0.40%高まで上昇したが、0.54%安まで下落し、0.12%安と小幅ながら2日続落して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.63%高まで上昇後、0.39%安まで下落したが、0.15%高と小幅に反発して終了した。S&P500の11セクターは公益、IT、コミュニケーションの3セクターが上昇した一方、素材、不動産、エネルギー、生活必需品、一般消費財など8セクターが下落した。


 前日までS&P500とナスダック総合が連日で史上最高値を更新し、高値警戒感が意識されたものの、強い経済指標が午前の株式相場を支えた。4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+3.0%と予想の+2.5%を上回ったほか、7月ADP民間部門雇用者数が10.4万人増となり、予想の7.5万人増を上回った。しかし、午後に結果が公表されたFOMCでは市場予想通りに政策金利が据え置かれ、パウエルFRB議長は関税によるインフレを注視する必要があるとして、9月FOMCでの利下げは未定だとした。パウエル発言を受けて利下げ期待が後退。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は前日の65%から46%に低下した。


 引け後の動きでは第2四半期決算が予想を上回ったマイクロソフトが時間外で8%超上昇。メタ・プラットフォームズも好決算や強い見通しを発表し、時間外で10%高となっている。


(小針)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.31

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