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欧州マーケットダイジェスト・15日 株安・ドル高

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2025.07.16
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欧州マーケットダイジェスト・15日 株安・ドル高

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(15日終値:16日3時時点)

ドル・円相場:1ドル=148.94円(15日15時時点比△1.36円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=172.71円(△0.27円)

ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1596ドル(▲0.0089ドル)

FTSE100種総合株価指数:8938.32(前営業日比▲59.74)

ドイツ株式指数(DAX):24060.29(▲100.35)

10年物英国債利回り:4.625%(△0.025%)

10年物独国債利回り:2.712%(▲0.017%)


※△はプラス、▲はマイナスを表す。


(主な欧州経済指標)

       <発表値>    <前回発表値>

7月独ZEW景況感指数

        52.7       47.5

7月ユーロ圏ZEW景況感指数

        36.1       35.3

5月ユーロ圏鉱工業生産

(前月比)   1.7%     ▲2.2%・改

(前年比)   3.7%      0.2%・改


※改は改定値を表す。▲はマイナス。


(各市場の動き)

・ドル円はしっかり。しばらくは147円台後半でのもみ合いが続いていたが、6月米消費者物価指数(CPI)の発表後に上昇した。

 米労働省が発表した6月米CPIは前月比0.3%/前年比2.7%と予想の前月比0.3%/前年比2.6%を前年比で上回った。また、エネルギーと食品を除くコア指数は前月比0.2%/前年比2.9%と予想の前月比0.3%/前年比2.9%を前月比で下回った。結果は概ね予想に沿った内容となり、インフレの抑制を示したが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、米連邦準備理事会(FRB)が当面は金利を据え置くとの観測が広がった。

 一時4.39%台まで低下していた米10年債利回りが4.48%台まで上昇すると、全般ドル買いが活発化し、0時30分過ぎに一時149.02円と4月3日以来約3カ月半ぶりの高値を更新した。レジスタンスとして意識されていた6月23日の高値148.03円や5月12日の高値148.65円を上抜けたことで、テクニカル的にも買いが入りやすい地合いとなった。


・ユーロドルは頭が重かった。日本時間夕刻に一時1.1693ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.1698ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。米CPIの結果を受けて米長期金利が上昇すると全般ドル買いが加速し、2時30分前に一時1.1593ドルと6月25日以来の安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.70と6月23日以来の高値を更新した。

 なお、トランプ米大統領は「消費者物価は低い」として、米連邦準備理事会(FRB)に改めて利下げを要求した。


・ユーロ円は強含み。23時30分前に一時173.08円と昨年7月以来1年ぶりの高値を付けた。ユーロドルの下落につれた売りが出た一方、ドル円の上昇につれた買いが入った。


・ロンドン株式相場は反落。前日の米国株相場の上昇を受けて英株にも買いが先行したものの、終盤失速した。史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出やすかった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が売られたほか、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が値下がりした。


・フランクフルト株式相場は4日続落。前日の米国株相場の上昇を受けて買いが先行したものの、引けにかけて失速した。米関税政策への警戒感は根強く、売りが出やすい面もあった。個別ではコメルツ銀行(2.91%安)やラインメタル(2.77%安)、アリアンツ(1.54%安)などの下げが目立った。


・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。


(中村)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.16

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