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マーケット速報
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3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は144.93円と前営業日NY終値(143.66円)と比べて1円27銭程度のドル高水準だった。米労働省が発表した6月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比14.7万人増と予想の11.0万人増を上回り、失業率は4.1%と予想の4.3%より強い内容となった。米労働市場の減速に対する懸念が後退すると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが先行。22時前に一時145.23円と日通し高値を更新した。
買いが一巡すると144.61円付近まで下押しする場面もあったが、23時発表の6月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数が50.8と予想の50.6をやや上回ると再び強含んだ。
なお、市場では「前日に発表された6月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が3.3万人減と予想の9.5万人増を大幅に下回ったことで、雇用統計の下振れが懸念されていたが、良好な結果を受けて投資家の間で買い安心感が広がった」との声が聞かれた。
ユーロドルは続落。終値は1.1757ドルと前営業日NY終値(1.1799ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米雇用統計をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.1718ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが入ると、23時過ぎに1.1790ドル付近まで持ち直した。ただ、米ISM非製造業指数が予想を上回ると再び上値が重くなった。
なお、ベッセント米財務長官は「実質金利は現時点で非常に高い」「7月の利下げがなければ、9月により大幅な利下げの可能性もあるだろう」と述べたほか、最近のドル安について「ドルの価値は強いドル政策と何ら関係ない」「強いドル政策というのは、ドルが世界の準備通貨であり続けるために米国が長期的に必要な行動を十分に取っているかどうかが鍵を握る」との考えを示した。
ユーロ円は続伸。終値は170.39円と前営業日NY終値(169.49円)と比べて90銭程度のユーロ高水準。米国株高を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となった。23時過ぎに一時170.61円と昨年7月以来約1年ぶりの高値を更新した。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時198.10円、豪ドル円は95.37円、NZドル円は88.05円、カナダドル円は107.03円、スイスフラン円は182.46円、メキシコペソ円は7.79円まで値を上げた。
本日の参考レンジ
ドル円:143.45円 - 145.23円
ユーロドル:1.1718ドル - 1.1810ドル
ユーロ円:169.32円 - 170.61円
(中村)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.07.04
作成日
:
2025.07.04
最終更新
:
2025.07.04
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