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東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感のない動き

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2025.06.11
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東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感のない動き

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 11日の東京外国為替市場でドル円は方向感のない動き。10時時点では144.92円とニューヨーク市場の終値(144.87円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。

 米中閣僚級会談後に双方の閣僚が「米中協議ではジュネーブ合意実施の枠組みで合意」と伝わったことで、8時過ぎには145.16円まで強含んだ。ただ、「レアアースを巡る問題は解決されると見込む」とラトニック米商務長官は発言したものの、中国側の輸出制限の緩和が公表されなかったことや、「ジュネーブ合意」自体が米国が145%、中国が125%の関税賦課を90日間引き下げたこと以外は玉虫色の合意だったこともあり、ドル買いの勢いはすぐに削がれ上値が抑えられた。

 日経平均株価が堅調に始まると再び144.90円台まで買い戻される場面もあったが、「米連邦高裁がトランプ関税の差し止め命令の効力停止延長を認める」との報道が流れると、リスク回避の動きが進み144.66円まで一転弱含んだ。ただ、東京仲値の値決めにかけてはドル買い・円売りが優勢になると144.90円台を回復するなど方向感のない動きを繰り返している。


 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.1421ドルとニューヨーク市場の終値(1.1425ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。値動きは限られているが、ユーロ円に連れて1.1439ドルまで一時上値を広げた。ただ、前日高値1.1448ドルや6日高値1.1457ドルなどを超えるほどの勢いはなかった。その後はドル円が神経質に上下するものの、ユーロドルの値動きは限られ1.14ドル前半でもみ合いになっている。


 ユーロ円は行って来い。10時時点では165.51円とニューヨーク市場の終値(165.51円)とほぼ同水準だった。米中閣僚級会談後には昨年11月以来となる165.81円まで上値を広げた。ただ、米連邦高裁の報道が伝わると165.41円まで下押しし、行って来いの相場となっている。


本日これまでの参考レンジ

ドル円:144.66円 - 145.16円

ユーロドル:1.1419ドル - 1.1439ドル

ユーロ円:165.41円 - 165.81円



(松井)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.06.11

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