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ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、反発

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2025.06.06
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ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、反発

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 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は143.53円と前営業日NY終値(142.77円)と比べて76銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが分かると円買い・ドル売りが先行。21時30分過ぎに一時142.78円付近まで値を下げた。

 ただ、アジア時間に付けた日通し安値142.53円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米中首脳が電話会談を行い、前向きな話し合いができたことが伝わると、米中貿易摩擦が緩和するとの期待から円売り・ドル買いがさらに進んだ。1時前には一時143.97円と日通し高値を更新した。

 なお、習近平中国国家主席は「米国は中国へのネガティブな措置を解除するべき」「中国はジュネーブ合意履行したとトランプ米大統領に話した」と述べたほか、トランプ米大統領は「習主席と約1時間半にわたり会談し、両国にとって非常に前向きな結論に至った」「中国を訪問する意向」などと語った。


 ユーロドルは続伸。終値は1.1445ドルと前営業日NY終値(1.1417ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準となった。欧州中央銀行(ECB)はこの日、市場予想通り政策金利を0.25%引き下げたものの、ラガルドECB総裁が理事会後の記者会見で「長期的なインフレ期待は概ね2%付近で推移」「本日の利下げで金融緩和サイクルの終了に近づいた」との見解を示すと全般ユーロ買いが広がった。22時30分前に一時1.1495ドルと4月22日以来の高値を更新した。なお、ECB当局者の話として「7月の理事会では利下げ休止が見込まれる」との報道が伝わった。

 ただ、節目の1.1500ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米中貿易摩擦が緩和するとの期待から、米長期金利が上昇に転じたことも相場の重し。


 ユーロ円は反発。終値は164.29円と前営業日NY終値(163.01円)と比べて1円28銭程度のユーロ高水準。ECBによる追加利下げ観測の後退を背景にユーロ買いが入ったほか、ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出た。1時前には一時164.67円と本日高値を付けた。


本日の参考レンジ

ドル円:142.53円 - 143.97円

ユーロドル:1.1405ドル - 1.1495ドル

ユーロ円:162.90円 - 164.67円


(中村)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.06.06

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