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ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ユーロドル、反発

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2025.05.24
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ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ユーロドル、反発

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 23日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反発。終値は1.1362ドルと前営業日NY終値(1.1281ドル)と比べて0.0081ドル程度のユーロ高水準となった。20時30分過ぎに一時1.1375ドルと7日以来の高値を付けたものの、その後失速した。トランプ米大統領が自身のSNSに「6月1日から欧州連合(EU)に50%の関税を課すことを提案する」と投稿すると、欧米株相場が急落。欧州債利回りも低下しユーロ売りが広がった。21時過ぎに一時1.1298ドル付近まで下押しした。

 ただ、アジア時間に付けた日通し安値1.1279ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。欧米株相場の下げ渋りとともにユーロ買い戻しが進むと1.1369ドル付近まで持ち直した。なお、市場では「貿易摩擦の激化は米欧双方の経済に悪影響をもたらす。最終的には合意に至るだろう」との予想が聞かれ、比較的落ち着いた値動きとなった。英国や米国の3連休を前に大きな方向感が出にくい面もあったようだ。


 ドル円は反落。終値は142.56円と前営業日NY終値(144.01円)と比べて1円45銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領が来月からEUに関税50%の方針を示したほか、「米アップルがiPhoneを米国内で生産しなければ、少なくとも25%の関税を払うことになる」と表明すると、米国株相場が下落。リスク・オフの円買い・ドル売りが優勢となった。

 ベッセント米財務長官が「トランプ米大統領の50%関税示唆はEUのペースに対する反応」との見解を示すと、いったんは下げ渋ったものの戻りは鈍かった。NY午後に入り、対欧州・オセアニア通貨中心にドル売りが強まると、円に対してもドル売りが出て一時142.42円と7日の安値に面合わせした。

 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.05まで低下した。


 ユーロ円は3日続落。終値は161.91円と前営業日NY終値(162.45円)と比べて54銭程度のユーロ安水準。トランプ米大統領のSNS投稿をきっかけに株価が急落するとリスク回避の円買い・ユーロ売りが先行。21時過ぎに一時161.09円と日通し安値を更新した。

 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ベッセント米財務長官が貿易交渉を巡り、「今後数週間で複数の大型合意が発表される」との見通しを示したほか、中国と対面での交渉再開に言及。貿易摩擦激化への警戒が和らぐと株価の下げ渋りとともにユーロ円にも買い戻しが入った。2時前には162.06円付近まで下げ幅を縮めた。


本日の参考レンジ

ドル円:142.42円 - 144.14円

ユーロドル:1.1279ドル - 1.1375ドル

ユーロ円:161.09円 - 162.75円


(中村)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.05.24

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