上海総合前場：続伸スタート、LPR引き下げを好感

　20日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。中国の事実上の政策金利とされる最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）の引き下げを受けた買いが先行している。寄り付き前に発表された2025年5月のLPRは、1年物が3.00％、5年超物が3.50％と、ともに前月比0.10％低い水準となった。引き下げは24年10月以来7カ月ぶり。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.21％高の3375.03ポイントで推移している。セクター別では、医薬品、食品・飲料、銀行、保険が買われる半面、港湾・海運、通信機器、コンシューマーエレクトロニクスが売られている。