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欧州マーケットダイジェスト・9日 株高・金利上昇・ドル弱含み

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2025.05.10
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欧州マーケットダイジェスト・9日 株高・金利上昇・ドル弱含み

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(9日終値:10日3時時点)

ドル・円相場:1ドル=145.23円(9日15時時点比▲0.19円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=163.56円(△0.18円)

ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1262ドル(△0.0028ドル)

FTSE100種総合株価指数:8554.80(前営業日比△23.19)

ドイツ株式指数(DAX):23499.32(前営業日比△146.63)

10年物英国債利回り:4.567%(△0.021%)

10年物独国債利回り:2.562%(△0.027%)


※△はプラス、▲はマイナスを表す。


(主な欧州経済指標)

       <発表値>    <前回発表値>

4月ノルウェー消費者物価指数(CPI)

(前月比)   0.7%      ▲0.7%

(前年比)   2.5%       2.6%

4月スイスSECO消費者信頼感指数

        ▲42.4      ▲34.8


※改は改定値を表す。▲はマイナス。


(各市場の動き)

・ドル円は弱含み。東京午後からの持ち高調整と見られるドル売りの流れが欧州市場でも継続した。心理的節目の145.00円が目先サポートとして意識されると下げ渋る場面もあったが、トランプ米大統領が「中国に対しては80%の関税が適切」などと発言すると再び弱含む展開となった。NY市場に入ると、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが進行。高く始まった米国株相場が下げに転じたことも相場の重しとなり、23時30分前に一時144.83円と日通し安値を更新した。

 ただ、売りはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。2時30分前には145.35円付近まで下値を切り上げた。


・ユーロドルは強含み。米長期金利の低下を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。23時30分前に一時1.1293ドルと日通し高値を更新した。ただ、売り一巡後は伸び悩む展開に。2時30分前には1.1253ドル付近まで上値を切り下げた。

 なお、クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「現在の政策は中程度に引き締め的」「労働市場は安定しており、底堅い動きを見せている」と述べたほか、バーFRB理事は「様子見の姿勢が必要」「関税をめぐる不確実性がインフレ上昇と成長低下のリスクを高めていると言っても過言ではない」などと発言。また、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「政策は良い状況にあり、FRBには時間的余裕がある」「金融政策は現在、やや引き締め的である」などと話した。


・ユーロ円は小高い。20時30分前に一時163.16円と日通し安値を付けたものの、1時前には163.64円付近までじり高となった。ドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入った。


・ロンドン株式相場は3日ぶりに反発。米関税を巡る協議が進展するとの期待が相場を押し上げた。市場では「米政権の関税政策が世界経済の大幅な下振れにつながるとの警戒感が薄れている」との声が聞かれた。


・フランクフルト株式相場は続伸。米関税政策を巡る協議が進展するとの期待から独株にも買いが広がった。個別ではコメルツ銀行(4.36%高)やバイエル(2.67%高)、ダイムラー・トラック・ホールディング(2.49%高)などの上昇が目立った。


・欧州債券相場は下落。貿易問題を巡る米国と相手国との協議が進展するとの期待から欧州株相場が上昇すると、相対的に安全資産とされる国債に売りが出た。


(中村)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.05.10

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