日経平均サマリー（8日午前）

日経平均は反発　ＮＴＴデータグループに買い殺到

　8日の日経平均は反発。前引けは83円高の36863円。米国株高や円安を受けて買いが先行。場中はプラス圏とマイナス圏を行き来した。開始直後には上を試しにいったが、3桁高となっても37000円に接近したところでは押し戻された。失速してマイナス圏に沈むと一転して下げ幅を3桁に広げたが、36600円台までで売りは一巡。10時近辺では鋭角的に切り返して再びプラス圏に浮上した。その後は幾分上げてはやや萎むといった動きを繰り返し、2桁の上昇で前場を終えた。プライムでは値下がり銘柄が多く、TOPIXは下落している。

　東証プライムの売買代金は概算で1兆9900億円。業種別ではサービス、証券・商品先物、非鉄金属などが上昇している一方、海運、保険、陸運などが下落している。ＮＴＴ<9432.T>による完全子会社観測が報じられたＮＴＴデータグループ<9613.T>に買いが殺到。前場では値が付いておらず、ストップ高買い気配となっている。半面、今期の見通しが市場の期待に届かなかった日本ライフライン<7575.T>が急落している。

日経平均

　36863.15　+83.49

先物

　36980　+200

TOPIX

　2691.36　-4.80

(山下)