株式寄り付き概況－日経平均は反発　円高一服に安心感

　17日の日経平均は反発。米国株は大幅な下落となったが、日本株は前日にエヌビディアの時間外の大幅安を見て先んじて大きく下げていたことから、寄り付きは小幅高。その後、一気に上げ幅を300円超に広げた。日米交渉で為替が議論にならなかったと伝わったことで9時近辺にドル円が鋭角的に円安に振れており、これを好感した買いが入った。ただ、高くなったところでは戻り売りも出てきて急速に上げ幅を縮めており、値動きは不安定となっている。

　業種別では石油・石炭、パルプ・紙、繊維などが上昇している一方、倉庫・運輸、ゴム製品、水産・農林などが下落している。シティインデックスイレブンスから株主提案に関する書面を受領したと公表した日本農薬<4997.T>が急伸。半面、ドル円が円安に振れたことから、円高メリット銘柄とみられているニトリホールディングス<9843.T>が大幅に下落している。

日経平均

　34087.41　+167.01

先物

　34120　+200

TOPIX

　2503.02　+4.99

(小針)