株式寄り付き概況－日経平均は大幅に3日続落　下げ幅を4桁に広げる

　31日の日経平均は大幅に3日続落。米国株の大幅安を受けて、寄り付きから600円を超える下落。節目の37000円を大きく下回り、36400円台からスタートした。主力銘柄には値段がつくのが遅かった銘柄も多く、全面安の展開。安く始まった後も下を試す流れが続き、36000円の節目もあっさり下回った。下げ幅を1500円超に広げて35500円台に入ったところで売り圧力が和らぎ、足元ではやや値を戻している。

　業種別では全業種が下落しており、小売、水産・農林、食料品などが相対的に値を保っている。一方、非鉄金属、保険、石油・石炭などが大きく売られている。資本政策の見直しを発表したアイダエンジニアリング<6118.T>が地合いの悪い中でも大幅上昇。反面、アドバンテスト<6857.T>やディスコ<6146.T>など半導体株の下げが大きくなっている。