香港株サマリー(26日)

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2025.02.26
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香港株サマリー(26日)

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 3日ぶり反発、3年ぶりの高値 ネット株が大幅上昇


 26日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに大幅反発。前場終値は前日比3.27%高の23787.93ポイントだった。中国企業指数は3.46%高の8792.89ポイント。メインボードの売買代金は概算で3701億3000万HKドル。


 ハンセン指数は次第に上げ幅を拡大。大引けにかけて伸び悩んだものの、終値は2022年2月21日以来およそ3年ぶりの高値を更新した。前日に下落していたネット株が買い直され、相場を押し上げた。中国の独禁法当局が前日開いた座談会で、ネット通販や太陽光発電設備、自動車の主要企業と過当競争是正に向けて意見を交換したと伝わり、関連銘柄が買われた。また、米国の経済や株式相場の減速懸念が強まるなか、中信証券が最新リポートで「中国発の人工知能(AI)の台頭や景気回復を背景に世界の投資資金が香港株式市場に流入することが期待できる」との見方を示した。


 ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のJDドットコム(09618)、美団(03690)、アリババ集団(09988)、テンセント(00700)がそろって大幅に反発。前日大引け後に2024年12月本決算を発表したバドワイザーAPAC(01876)は10%上げた。不動産開発の龍湖集団(00960)と中国海外発展(00688)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(09633)、半導体受託製造のSMIC(00981)、新興電気自動車メーカーの理想汽車(02015)も高い。一方、24年12月本決算が26%減益となる見通しを発表した石薬集団(01093)が大幅安。通信株のチャイナ・モバイル(00941)、石油株のCNOOC(00883)も売られた。


 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は4.47%高の5953.79ポイントと3営業日ぶりに反発。美団とJDドット・コムのほか、ライブコマースの東方甄選(01797)、電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)が大きく買われた。半面、この日朝方に24年12月本決算を発表したASMPT(00522)、前日大引け後に24年12月期業績見通しを発表した閲文集団(00772)が大きく売られた。


(小針)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.02.26

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