日経平均サマリー（6日午前）

　日経平均は3日続伸　ルネサスが急騰

　6日の日経平均は3日続伸。前引けは56円高の38888円。米国株高を受けて上昇して始まると、序盤はほぼ全面高となって上げ幅を300円超に広げた。しかし、39200円に接近したところで上昇が一服。9時台半ば辺りからは値を消した。10時台に入ると田村日銀審議委員の発言が伝わり、その内容から市場は日銀の早期追加利上げを意識。為替が円高に振れたことで、指数は急速に上げ幅を縮めた。マイナス圏入りは回避しており、小幅なプラスで前場を終了。グロース250指数は場中に上げ幅を広げる強い動きを見せており、前引けでは1％を超える上昇となった。

　東証プライムの売買代金は概算で2兆2000億円。業種別では証券・商品先物、空運、その他製品などが上昇している一方、輸送用機器、情報・通信、非鉄金属などが下落している。9時に本決算を発表したルネサスエレクトロニクス<6723.T>が前引けで12.2％高と急騰。上に値幅が出る中で商いも膨らんでいる。半面、3Q累計で最終減益となったＫＤＤＩ<9433.T>が急落している。

日経平均

　38888.04　+56.56

先物

　38920　+180

TOPIX

　2751.18　+5.77

(小針)